ナッシュビルでやるべき10のこと

ナッシュビルで最も象徴的なイベントのひとつであるグランド・オール・オプリーは、カントリーミュージックの伝説的なミュージシャンが集結する場所です。この長年続く番組には、パッツィー・クラインからキャリー・アンダーウッドまで、さまざまな人が出演してきました。グランド・オール・オプリーのコンサートは、毎週火曜日、金曜日、土曜日の夜に開催されます。11月～1月はライマン公会堂で、2月～10月はグランド・オール・オプリー・ハウス>で行われます。また、訪問者はバックステージツアーに参加したり、ライマン公会堂のレコーディングスタジオで自分の曲を録音したりすることもできます。グランド・オール・オプリーは、世界で最も長く続いている生放送のラジオ番組であり、90年以上の歴史があります。

プロからのアドバイス：ナッシュビルの歴史探訪として、グレイライン・テネシーツアーでは、有名人の自宅ツアーやミュージックシティの夜間トロリーなど、さまざまな観光オプションを提供しています。

カントリー・ミュージック殿堂博物館の訪問からナッシュビル体験を始めましょう。この世界クラスの博物館では、カントリーミュージックの伝説的な人物や今日の注目のスターを紹介する常設展があり、常に更新されています。殿堂のロタンダとアーティストの記念品コレクションをお見逃しなく。展示物を見学した後は、博物館内の「レッド・オニオン」や「バホセクスト」で軽食をとってみてください。また、博物館の2か所のショップでは、特産品や音楽関連の商品を購入することもできます。

ナッシュビルの有名なミュージック・ロウを散策し、エルビス・プレスリーや、ドリー・パートン、ロイ・オービソンなどのアーティストが象徴的な曲を録音したRCAスタジオBなどの歴史的なスポットを探索しましょう。このレコーディングスタジオは、カントリーミュージックやロックミュージックの形成に重要な役割を果たしました。RCAスタジオBのツアーは、カントリー・ミュージック殿堂博物館を出発点として毎日行なわれています。時代を超えたヒット曲が数多く生まれた場所の舞台裏を覗くことができます。

センテニアル・パークには、アテネの古代パルテノン神殿の実物大レプリカがあり、これは世界唯一です。もともとは「1897年テネシー州100周年記念万国博覧会」のために建てられたもので、ナッシュビルの知的および文化的な成長を反映するように設計されています。このレプリカにより、この街は「南部のアテネ」と呼ばれるようになりました。石灰岩とコンクリートで造られたこのレプリカは、アテネのパルテノン神殿の比率を再現しています。中には、地元の芸術家アラン・ルキアが制作した高さ12.8メートル(42フィート)の印象的なアテナ・パルテノス像が収められており、西側諸国で最も高い屋内彫刻となっています。中には、アートギャラリーがあり、パルテノン神殿の歴史を知ることができます。

このショーで、ナッシュビル特有の作詞作曲文化を体験してみてください。ソングライターが輪になって演奏する、この距離感の近いショーでは、観客は音楽界最大のヒット曲の裏にあるストーリーを聴くことができます。ブルーバードカフェやリスニングルームカフェなどの会場では、定評のあるアーティストや新進気鋭のアーティストにスポットライトがあてられ、ナッシュビルの作詞作曲の才能を間近で見て感じることができます。

ナッシュビルのアートシーンには、あらゆる好みに合う多種多様なギャラリーや、フェスティバル、イベントがあるので、この街で体験すべき最高のシーンの1つです。フリスト美術館の世界クラスの展示品から、OZアーツ・ナッシュビルやウェッジウッド・ヒューストン地区のクリエイティブハブまで、ナッシュビルの訪問者は現代的および古典的な芸術に没入できます。彫刻と自然が調和したチークウッド植物園・美術館の敷地内を散策したり、テネシークラフトフェアに参加して地元の職人技を発見したりと、この街には誰もが楽しめるものがあります。毎月開催されるナッシュビルアートクロールを利用すると、一晩で複数のギャラリーを探索できます。常に進化を続けるアートシーンを誇るナッシュビルは、豊かな文化を体験することができる必訪の都市です。

アドベンチャーサイエンスセンターは、あらゆる年齢層の訪問者が科学の驚異を探索できる、家族向けの観光スポットです。ここには、インタラクティブな展示や、ライブデモンストレーション、そして「スデクム・プラネタリウム」など、体験型学習の機会が無限にあります。「ウェイ・レイト・プレイ・デート」は営業時間後に大人が展示を体験できる機会で、特に人気があります。

ミュージシャン殿堂博物館は、あらゆるジャンルの大衆音楽のサウンドを形作ってきた、伝説的なミュージシャンたちを称えています。象徴的なナッシュビル市公会堂にあるこの博物館には、ハンク・ウィリアムズ・シニアからレッド・ホット・チリ・ペッパーズまで、音楽界に貢献したスターの魅力的な展示品があります。少し歩くと、ジョニー・キャッシュ博物館があり、「メン・イン・ブラック」の生涯と遺産に浸ることができます。カントリーミュージックとロックミュージックのどちらにも多大な影響を与えたジョニー・キャッシュの幼少期から現在までの膨大な数の記念品コレクションが展示されています。すぐ近くには、パッツィー・クライン博物館があります。カントリーミュージックで最も愛されている歌声の1つを称え、パッツィー・クラインの人生と、キャリア、そして不朽の音楽の背景にある私的な物語を詳しく紹介しています。おもしろくて貴重な体験をお望みなら、マダム・タッソー・ナッシュビルへどうぞ。この世界的に有名な蝋人形館では、有名スターのリアルな実物大フィギュアと触れ合ったり、他では見ることのできないナッシュビルの豊かな歴史が再現された没入型のミュージカルシーンを堪能したりすることができます。

ナッシュビル郊外にあるアンドリュー・ジャクソンズ・エルミタージュ(アンドリュー・ジャクソン邸)では、第7代アメリカ大統領の旧邸宅を探索することができます。アンドリュー・ジャクソンの邸宅と、庭園、敷地内をガイド付きで見学することができ、その人生と、政治家としてのキャリア、そしてレガシーについて詳しく知ることができます。また、テネシー州は他2人のアメリカ大統領の出身地でもあります。ジェームス・K・ポークの生い立ちと政治的貢献は、コロンビアにあるポーク邸記念館で紹介されており、アンドリュー・ジョンソンの再建期の足跡は、グリーンビルにある国定史跡で紹介されています。この歴史的建造物で偉大な3人の大統領たちの人生とレガシーを垣間見ることができるテネシー州は、歴史ファンの必訪スポットになっています。

ナッシュビルのライブミュージックシーンの中心地であるホンキートンクハイウェイに立ち寄らずして、ナッシュビルを訪れたとは言えません。ロバーツ・ウエスタン・ワールドや、トゥーツィーズ・オーキッド・ラウンジ、そしてヌーディーズ・ホンキートンクは、冷たい飲み物と熱いカントリーミュージックを楽しめる象徴的なスポットの一例にすぎません。ウィリー・ネルソンやクリス・クリストファーソンのようなスターがキャリアをスタートさせたのもここです。これからどんなスターたちが誕生するでしょう？